今回は、
大阪刑務所の仮釈放についての記事を書いていこうと思います。
この記事を読んで分かること!
大阪刑務所の仮釈放について理解ができます。
仮釈放ってなに??が分かるようになります。
仮釈放とは
検察から起訴され、
裁判で実刑判決を受けたら、刑務所に収監されます。
仮に実刑判決で、3年と言い渡され、
本来あれば、
3年間服役しないといけないのですが、
受刑態度が良好かつ、
引受人がいて社会に出ても、
大丈夫だと判断された場合に、
3年のところを、
2年6か月など、
満期日よりも
期間が早く出所することを
仮釈放と言います。
条件つきの釈放なので、
仮釈放者は一定期間保護観察付になり、【満期日まで】
その間、
保護観察所【指導監督と補導援護をうけながら誓約した遵守事項に違反したり、
再犯があった場合には、刑務所に再収容されます。】
この種の仮釈放には、
刑少年院からの仮退院および婦人補導院からの仮退院があります。
では次に、
仮釈放までの流れを説明していきます。
仮釈放のアンケートが入ってくる
仮釈放のアンケート用紙は、
刑務所によって呼び方が違います。
大阪刑務所ではパロールと言います。
この仮釈放のアンケートが入ってきてから、
おおよそ、
半年で仮釈放になる人が多いです。
4か月で仮釈放になる人もいれば、
10か月以上掛かる人もいるので、
あくまでも目安のひとつです。
自分も経験がありますが、
この用紙が入って、
ようやっと、
出所が見えてきました。
仮面接
次に、
仮面接と呼ばれる面接をします。
仮釈放のアンケート用紙が入ってきて、
おおよそ、
2ヶ月程度で仮面接が入ります。
自分の場合は、
仮面接までに、
半年以上掛かりました。
保護観察官による、
面接が行われ、
どんな面接かと言いますと、
刑務所に入ると社会に出て、
守らなければいけない、
遵守事項が定められるので、
【遵守事項は覚えていますか??】
覚えていません。
なんて答えたら、
今まで何をやってきたんですか??
そんなことになるので、
仮釈放のアンケート用紙が入ってきたら、
遵守事項を改めて見直して、
覚えるようにしました。
【今回起こした事件について、
どう思いますか??】
【被害者に対してどう思いますか?】
【社会ではどう過ごしますか??】
人によって聞かれることが違うと思いますが、
自分の場合は、
このようなことを聞かれました。
本面接
本面接もだいたい、
同じようなことを聞かれました。
ただ面接官が、
保護観察官から、
高等裁判所管轄区域単位の
関東、近畿、中部、中国、九州、東北、
北海道および四国の
八地方更生保護委員会の人になります。
違いはそれだけです。
この面接も
仮面接からおおよそ、
2ヶ月ぐらいで入ります。
自分場合は、
1か月ぐらいで本面接になりました。
引き込み
毎週木曜日に、
引き込みと呼ばれ、
【刑務所によっては、
別の曜日になります。】
出所2週間前に、
出所前の指導、準備に入ります。
この引き込みがあった日から、
2週間後には、
出所できます。
どんなことをやるのかと言いますと、
領置調べ、
【刑務所に預けている、
服、お金、携帯、身分証明書を確認】
被害者についてのDVD、
加害者についてのDVD、
無料で法律相談できる、
法テラスの存在を教えてくれたり、
ハローワークの存在を教えてくれます。
他人にも、
協力雇用主の存在、
国民年金保険料の免除制度、
そんなことを、
教えてくれました。
出所
この日に出所できます。
最後に、
自分が社会に出て、
守らなければいけない遵守事項を
改めて確認、
暗唱した記憶があります。
その日に仮釈放になる人達で、
出所式みたいなものがあり、
そこから、
門の外へ出ることになります。
以上が、
仮釈放の流れになります。
もっと、
詳しく知りたい。
個人的に相談したいことがありましたら、
ぜひ、
友達追加をして、メッセージ待ってます。m(__)m。
ここからは、
自分の話になるので、
読まないでも、
問題ありません。
自分は、
約8年ぶりの外で、
晴天で、
空を見上げ、
そこで、
出所したんだと、
自覚し、
刑務所生活を振り返り、
迎えに来た父親に
【何がしたい??】
と聞かれ、
【墓参りに行きたい】と言い、
その後は、
言葉も交わさず、
ひたすら泣いてました。
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